有言不実行

インサイドセールスは日々営業の方々と話をする機会が非常に多い。

自分よりも年齢、経験が豊富な方々の指導はメンタルに来ることもあるが

時に学びの多い助言を与えてくれる。

 

皆さんは、①有言実行 ②不言実行 ③有言不実行 ④不言不実行の中でどれが

一番いい営業だと思うだろうか。

 

 

この話は私がよく接しているシニアの営業から出されたクイズ。

④は論外、これは自分でも思う。当たり前のこと。

あと3択。

 

答えは③有限不実行

僕は恥ずかしながら②不言実行と答えたがハズレであった。

「言わずにやったことってかっこいいじゃん」なんてことは社会にはなく

言わずにやったらチャンスを逃す可能性もあるからNGなんだ。

 

なぜ有言不実行が一番いいのか。

やると言ってできないことがいいのか?最初は理解ができなかった。

ただ、言葉にする意味(言霊とでもいうのか)がここには秘められている。

 

営業であれば任されているアカウントから大きな売り上げをとってくる

ことが仕事だ。

来期の売上目標を決める時、

「A社から1000万受注するという営業」

「A社から1億受注するという営業」

どちらが期待できるだろうか。後者だ。

 

多くは大きな目標を掲げた人に期待するし、支援をしたくなるものだ。

もちろん言うだけで何もしない営業は全く信頼を得ないが、大きな目標

を掲げて試行錯誤していることで、目標到達までの支援を周りがしてくれる。

そもそも「こいつは何をどこまで目指しているんだ?」という物差しを

周りに示さない限りは、支援なんてされることがないということだ。

 

実は経営者も有言不実行者なのだという。

 

何か目標を掲げる時「できないかも?」ではなく

可能性のある最大値を声に出して言おう。

考え抜いて考え抜いて、時には助けてもらって大きな成果を残すんだ。